2009年7月15日水曜日

いつかパラソルの下で 森 絵都

ほのぼのと話は進む。
登場人物の過去や背景でちょろちょろと考えさせられる
箇所もあるけど、そんなに重くならないよう、いいリズムを
キープしている。

そこは森先生のうまさか。

オチを期待するというより、家族愛というか、家族系小説を楽しむ感じ。


内容(「BOOK」データベースより)
柏原野々は天然石を売る店で働く25歳の独身女性。厳格な父の教育に嫌気がさし、成人を機に家を飛び出していた。その父も亡くなり、四十九日の法要を迎えようとしていたころ、生前の父と関係があったという女性から連絡が入る。世間一般にはありふれたエピソードかもしれないが、柏原家にとっては驚天動地の一大事。真偽を探るため、野々は父の足跡を辿るのだが…。森絵都が大人たちの世界を初めて描いた、心温まる長編小説。

0 件のコメント: