2013年10月7日月曜日

トイレのポツポツ 原 宏一

ものすごいタイトルからは想像もつかない、会社の喜悲劇物語。
疑惑を隠そう隠そうとする様々な角度の登場人物の悩みや
いい人なにか悪い人なのかは最後のほうまでわかりづらい
展開。

それぞれの深みがありつつ、最後のすかっとする終わり方まで
息つかせぬ進め方で大満足。
映画やドラマになりやすいけど、タイトルは絶対変えるだろうなあ。
これ、ある意味まったく必要ないし。

内容説明

『床下仙人』でブレイクの著者による連作長編!
無責任部長、おべっか社員、気だるいハケン……中堅食品会社を舞台に繰り広げられる悲喜こもごも。そんなカイシャに、ある偽装疑惑が持ち上がり……。独自のユーモアを織り込んだ傑作連作長編。



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