2013年11月13日水曜日

七つの会議 池井戸 潤

これはおもしろいだろう、と誰もが思う作品。
池井戸先生お得意の会社の不条理や理不尽な世界をうまく
描きつつ、最後はきちんと期待通りにしあげてくる。

それぞれの話が誰もが身に覚えがあることで、そして学生なら
必ず読んで大人の世界の不条理と理不尽を事前に認識しておいてほしい。

しかし伏線といい、登場人物の背景といい、裏側にある深みが
すごいなあ。。

内容紹介

ドラマ『七つの会議』原作本! (NHK土曜ドラマ 2013年7月13日スタート)

この会社でいま、何かが起きている―。
トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ"で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。
いったい、坂戸と八角の間に何があったのか? パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。
どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。だが、そこには誰も知らない秘密があった。
「夢は捨てろ。会社のために、魂を売れ」「僕はどこで人生を間違えてしまったのだろうか」……筋書きのない会議(ドラマ)がいま、始まる。



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