プロローグからはまったく想像できない展開。
本格推理の面とミステリーの面がうまく融合していて
どちらからでも楽しめる。
途中からは人間性の変化や長い年月をかけて描かれる家族の形
が主軸となり、最後の最後にちゃんとオチを用意している。
心理学の説明がものすごくくどくて、そこを楽しめるかどうか
で最後まで一気読みできるかかかってくる。
出版社/著者からの内容紹介
幸せな日々を過ごしているはずだった。確かに、あの日までは――。
お母さんの子どもだった私は死んだの。 北海道、釧路ユニバーサルホテル。「人を刺したので救急車を呼んでほしい」と内線電話がかかってきた。フロント係が駆けつけると、部屋には宿泊客の男が胸から血を流して死んでおり、傍らに青ざめた女が立っていた。女は男を刺した事実は認めたものの、他は一切語ろうとしなかった―。弥生の中に蘇った忌まわしい記憶。そのトラウマがパニック障害の原因だった。それが判明した日から、本当の悪夢が始まった―。人間の心の不可思議さに挑んだ著者新境地の衝撃ミステリー!
2010年1月25日月曜日
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