2010年2月20日土曜日

水上のパッサカリア  海野 碧

静かでドスドスくるハードボイルドミステリー、で表現があっているかどうか
今ひとつ不安だけど、、でも読み応えはある。

短編なんだけど、主人公の極太的が重みを与え、また本格的な匂いも
しつつ、仕掛けは結構単純なのもいい。

なんで頭を使わず単純にハードボイルド系が楽しみたい人にはどうぞ。

出版社/著者からの内容紹介
腕の良い自動車整備工・大道寺勉は3年半前からQ県にある湖畔の借家で、一回り近く年下の片岡菜津と穏やかに暮らしていた。半年前、暴走族の無理な追い越しによる交通事故に巻き込まれ、菜津が死んだ--。菜津が育てた飼い犬と静かな暮らしを続けていた11月のある日、勉が帰宅すると昔の仲間が家の前で待っていた。菜津は謀殺されたのだという、衝撃的な事実を携えて…。

圧倒的な文章力に緻密な描写力。満場一致で日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した快作! 次作が待ち望まれる大型新人、登場。


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