2010年2月23日火曜日

欠陥住宅物語  斎藤 綾子

家の苦労話かと思いきや、それはあんまり泣くてどちらかというと社会
に向けたエッセイというか、。、

それはそれは面白かったので最後まで読めたけど、欠陥住宅の
悩みや解決方法などの話が好きな人には向かない。

表現も作者の立ち位置の問題あり、けっこうきついし、男の悩み系エッセイの
論著が多いので、そこも好き嫌いがあるかも。


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著者自身が欠陥住宅を購入した実話をもとに、現実の裁判と同時進行で執筆されたドキュメントタッチの小説。これまで『ルビーフルーツ』や『フォーチュンクッキー』といった、女性向けの明るくポップな官能小説を手がけてきた斎藤綾子が、軽やかな筆致はそのままに、理不尽な社会への反発を込めて書いた作品である。
女流ポルノ作家、綾子は、ひとり暮らしのマンションで近隣住民に不審がられ、地下鉄サリン事件の犯人かと疑われたことをきっかけに、4200万円の一戸建てを購入する。だが引っ越して間もなく、図面とちがうさまざまな家屋の欠陥が判明。不動産会社を相手取った民事裁判を起こした綾子は、ストレスから来る血尿とチックに悩まされながらも、孤軍奮闘の日々を続ける。


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