2010年9月17日金曜日

熱球 重松 清

なかなか甲子園の話が出てこないと思ったらとんでもないオチだった。
まあ、それは話の本筋とは思えないけど、やけに引っ張り、最後は
微妙な展開だった。

筆力はあるので最後までなんとか面白く読めたけど、特に感動するとか
心の残るってわけでもない。

40歳前後の人が逃避行したくなったときには是非。

内容(「BOOK」データベースより)
甲子園に憧れていた。予選を勝ち進んだ。でも、決勝戦前夜の悲劇が僕と仲間たちの夢を断ち切った。二十年後、三十八歳になった僕は一人娘を連れて故郷に帰ってきた。仲間と再会した。忘れようとしていた悲劇と向き合った。懐かしいグラウンドでは、後輩たちが、あの頃の僕らと同じように白球を追っていた。僕も、もう一度、マウンドに立てるだろうか―。おとなの再出発を描く長編。



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