2010年9月28日火曜日

親指の恋人 石田 衣良

いつもどおりさら~っと読める作品。と思いきや最後に向かうにつれて
だいぶ後悔していく。
あんまりはなすとよくないから、この辺にしておくけど石田先生の
作品が好きな人には向かないかも。



内容(「BOOK」データベースより)
「これから送るのは、親しい友達にも話していないことだ。暗くなるけど、いいかな?」「わたしは…今、この瞬間全身でスミオの話をきいてるよ。全部、話して―」六本木ヒルズに暮らす大学生の澄雄と、薄給のパン工場で働くジュリア。携帯の出会い系サイトで知り合ったふたりのメールが空を駆けていく。二十歳のふたりは、純粋な愛を育んだが、そこへ現実という障壁が冷酷に立ち塞がる。無防備すぎる恋は追いつめられ、やがてふたりは最後の瞬間に向かって走り出すことに。格差社会に否応なく歪められる恋人たちを描いた、現代版「ロミオとジュリエット」。



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