2011年11月25日金曜日

傍聞き 長岡 弘樹

これ、賞をとっただけあります。
ドラマ映画化できそうで、すぐ情景が頭に浮かんでくるよくできた
推理小説ばかりです。
なぞというか、なぜ?という切り口でグイグイ引き込まれたり、
わかってはいるけどもっと知りたいという流れの短編が多い。

単純に生死があってなぞがある、という話ではないので、是非。


内容(「BOOK」データベースより)
患者の搬送を避ける救急隊員の事情が胸に迫る「迷走」。娘の不可解な行動に悩む女性刑事が、我が子の意図に心揺さぶられる「傍聞き」。女性の自宅を鎮火中に、消防士のとった行為が意想外な「899」。元受刑者の揺れる気持ちが切ない「迷い箱」。まったく予想のつかない展開と、人間ドラマが見事に融合した4編。表題作で08年日本推理作家協会賞短編部門受賞。

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