2013年2月20日水曜日

ひそやかな花園 角田 光代

最初は単なる家族か同窓会的な小説かと思いきや、この深いテーマで
どんどんはまっていく。
途中からおぼろげに分かるけど、こんなに美味しいテーマは
どっかにおいておいて、登場人物一人ひとりのエピソードで
深堀していく。

そして二重三重に面白さが重なり合って、最後は一つにまとまる
手法は見事。


内容紹介
幼い頃、毎年サマーキャンプで一緒に過ごしていた7人。
輝く夏の思い出は誰にとっても大切な記憶だった。
しかし、いつしか彼らは疑問を抱くようになる。
「あの集まりはいったい何だったのか?」
別々の人生を歩んでいた彼らに、突如突きつけられた衝撃の事実。
大人たちの〈秘密〉を知った彼らは、自分という森を彷徨い始める――。

親と子、夫婦、家族でいることの意味を根源から問いかける、
角田光代の新たな代表作誕生。


0 件のコメント: