2013年9月11日水曜日

震える牛  相場 英雄

前も借りたけど内容を忘れてしまったので再度。
これまた名作。
また、精肉業界の暗部がメインかと思いきや全く違っていて
警察のからみや犯罪シーン、また流通に関わりと幅広くそして
深い展開と、筆力でグイグイ持っていく。

最後まで読まないと何も手につかないくらい。
すごいなあ。


内容(「BOOK」データベースより)
警視庁捜査一課継続捜査班に勤務する田川信一は、発生から二年が経ち未解決となっている「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」の捜査を命じられる。当時の捜査本部は、殺害された二人に面識がなかったことなどから、犯人を「金目当ての不良外国人」に絞り込んでいた。しかし「メモ魔」の異名を持つ田川は関係者の証言を再度積み重ねることで、新たな容疑者をあぶり出す。事件には、大手ショッピングセンターの地方進出に伴う地元商店街の苦境、加工食品の安全が大きく関連していた。現代日本の矛盾を暴露した危険きわまりないミステリー。



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