2007年5月22日火曜日

償いの椅子  沢木 冬吾

書店でのポップで大絶賛だったので借りてみました。
そして、さすがにいい作品。
本好きには確実にミートします。

ハードボイルドがうまい作者ですが、これはそんなに固まることなく純粋に
ミステリー且つ泣きの要素がうまく入った作品です。
特に男の子は読むべし。


出版社/著者からの内容紹介
男は戻った。足跡を轍にかえて--。興奮と感動の長編ミステリー。
その夜の銃弾は、友と足を奪った。5年後、男は戻った。やり残した仕事を終えるため、そして自らを慕う幼い姉弟のために。男は黙して車輪を進める。復讐のため、そして愛するものを守ために。

内容(「BOOK」データベースより)
五年前、脊髄に銃弾を受けて能見は足の自由を失い、そして同時に、親代わりと慕っていた秋葉をも失った。車椅子に頼る身になった能見は、復讐のため、かつての仲間達の前に姿を現した。刑事、公安、協力者たち。複雑に絡み合う組織の中で、能見たちを陥れたのは誰なのか?そしてその能見の五年間を調べる桜田もまた、公安不適格者として、いつしか陰の組織に組み込まれていた。彼らの壮絶な戦いの結末は…。

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