2007年5月26日土曜日

シャトゥーン ヒグマの森 増田 俊成

こりゃー、このミス とるよなあ、という作品。

完璧なミステリー、且つサスペンスかつバイオレンス。
ドキドキが止まらず、最初から最後まで駆け抜けて生きます。

余計なエピソードや膨らまし文もなく、ひたすら熊との戦いです。

本当にここまで熊は怖いのかなあ、とレビューを見た最初は当初は
おもったのですが、読んでいくうちに文章力がリアルすぎて
おもいっきり恐怖を感じる作品でした。


出版社/著者からの内容紹介
2007年第5回『このミス』大賞優秀賞受賞作!
5トンのマイクロバスを持ち上げる腕力
100メートルを7秒で走る脚力
ワンボックスカー並みの巨体
ライオンやトラを凌ぐ破壊力
ベテラン猟師を出し抜く知恵
地上最大最強の肉食獣----誰も"シャトゥーン"から逃げられない!

※シャトゥーンとは、秋に食いだめに失敗して冬眠できず、雪の中を徘徊する
危険なヒグマのこと。「穴持たず」とも呼ばれる。 

出版社からのコメント
 北海道の北端に神奈川県の広さに匹敵する広大な森がある。平
均気温は北極圏より低く、冬にはマイナス40度を下回る日も珍しくない。そん
な土地の研究林を管理する鳥類学者の元で年末年始を過ごそうと、彼の親族や
学者仲間たちが集まっていた。
 そこへ、ヒグマに襲われたという密猟者が逃げ込んでくる。車が横転してし
まって動かず、電話も通じない。小屋に集った人々は完全に孤立してしまったの
だ。やがて、体重350キロを超える巨大なヒグマが小屋を襲う。秋に食いだめ
に失敗して冬眠できず雪の中を徘徊するシャトゥーン(穴持たず)と呼ばれる
危険なヒグマだった。ヒグマによって小屋は少しずつ破壊され、一人また一人と
食われていく。
 主人公のTV局記者・土佐薫は、9歳の娘を連れて必死の脱出をはかるが......。

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