2008年6月5日木曜日

贄の夜会  香納 諒一

テーマが深いし、中には付いていけない描写もあるので、
女性にはあまりお勧めできないのだが、一瞬のいやな描
写を飛ばしても、問題なく作品には付いていけるので
それでも興味がある人は是非。

というのも、サスペンスとしてはよくできていて、
3名の軸となる登場人物がそれぞれ個性があり、エピソ
ードあり、とんがった人たちで何気に読み応えがある。

執筆に6年費やしたのは、本当かどうか微妙だけど、
ある程度練りこんだんだなーとは実感ができる。

推理とハードボイルドを兼ね備えた作品を探し
ているなら是非。
ただし、、、猟奇的な部分があるので、そういう
言葉を少しでも見つけたら、2Pは飛ばして読もう。
↓↓↓↓

内容(「BOOK」データベースより)
“犯罪被害者家族の集い”に参加したふたりの女性が殺された。ハープ奏者は両手首を切り落とされ、もうひとりは後頭部を石段に叩き付けられて―。刑事の大河内は被害者の夫の行動に疑問を覚えるが、なぜか公安部からストップがかかる。また、“集い”にパネラーとして出席した弁護士は、19年前に起きた少年猟奇事件の犯人だったことを知る。洗脳によって社会の暗闇に潜みつづける真犯人は…。猟奇的殺人鬼とプロの殺し屋がぶつかる時、警察組織の腐敗を目の当たりにした刑事も孤独な一匹狼として暴走を始めた。執筆に6年を費やし、かつてないスケールとスピードで展開する待望のサスペンス巨編。

内容(「MARC」データベースより)
「犯罪被害者家族の集い」に参加したふたりの女性が殺された。ハープ奏者は両手首を切り落とされ、もうひとりは後頭部を石段に叩き付けられて-。猟奇的殺人の裏に隠された様々な秘密が、いま新たな悲劇を次々に生み出す。


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