2008年6月22日日曜日

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて  佐藤 優

話題の本だったのでつい借りてしまいました。
ノンフィクションなのですが、筆力がすごく、ついついのめりこんで
しまいました。

たまにくどくて眠くなる瞬間もありましたが、この手の本の中では
非常にリズムがいい作品です。

政治や外交がらみのノンフィクションが読みたい人は是非。


商品の説明
国家の罠
著者はロシア外交のプロとして鳴らした外交官であったが、2002年、いわゆる「鈴木宗男事件」で背任と偽計業務妨害の容疑により逮捕された。512日間に及ぶ拘置、独房生活の末、今年2月の第1審で下された判決は「懲役2年6カ月、執行猶予4年」。著者は即日控訴の手続きを取った。
本書は、著者の目が捉えた事件の内幕を赤裸々に綴った手記である。逮捕前夜に渦巻いていた外務省内部の権力闘争や自民党の内部抗争、さらには本件を「国策捜査」であると明言したという検事とのやり取りを、冷静に再現していく。また、政治家・鈴木宗男を著者は極めて高く評価している。バッシングにさらされた“腹黒い政治家”というイメージとは対極にあるような意外な人物像が浮かび上がってくる。



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