2008年6月21日土曜日

悪人 吉田 修一

タイトルのイメージとはまったく違う作品です。

ある殺人事件とあわせて、男女の葛藤が淡々と描かれていて
何が正なのかが分からなくなる、そして真の悪人とはなんなのかを
問いかける作品です。

文学作品と思って読むといいかもです。
エンタメ性やサスペンス性は薄いです


内容紹介
なぜ、もっと早くに出会わなかったのだろう――携帯サイトで知り合った女性を殺害した一人の男。再び彼は別の女性と共に逃避行に及ぶ。二人は互いの姿に何を見たのか? 残された家族や友人たちの思い、そして、揺れ動く二人の純愛劇。一つの事件の背景にある、様々な関係者たちの感情を静謐な筆致で描いた渾身の傑作長編。


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