2008年7月13日日曜日

告白 チャールズ・R・ジェンキンス

北朝鮮の内幕を知る意味では貴重な資料。
当時の生活レベルや、内情、また家族によっては北朝鮮や日本に
対するイメージが違うことがよく分かる。

特に姉妹で真逆の思想だったのはびっくり。

また、小泉政権についても本当に拒否していた時代もあった
ので、新聞や雑誌だけではいまひとつ分からない拉致問題
についてだいぶクリアになった。

ただ、内容はところどころ退屈なので、資料として読むしかない。


商品の説明
告白
拉致被害者・曽我ひとみさんの夫の半生記。米軍兵として駐留していた韓国から北朝鮮へ渡った理由、曽我さんとの出会い、北朝鮮からの出国などを記す。横田めぐみさんら、他の拉致被害者に関する貴重な証言も出てくる。
「特権的な暮らしを享受していたとさえ言える」著者だが、それでも、寒さと空腹と不衛生と戦う日々だった。兵士が物ごいに来たり、学校の備品が盗まれないよう、生徒が交代で見張りに立つなど、困窮した北朝鮮社会の実情を振り返る描写が生々しい。

今の望みは夫婦2人、佐渡で幸せな日々を送ること、娘たちが幸せで充実した人生を歩むことという。「選択の自由がある社会で暮らしていることをありがたく思う」との言葉に実感がこもっている。


(日経ビジネス 2005/12/05 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)



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