2011年4月26日火曜日

半落ち 横山 秀夫

この作品、数年ぶりに読んでみました。
横山先生のすごいところは、話のリズムや展開、人間描写で
ぐいぐい楽しめるところ。
正直、内容というかネタはこの作品に限ってはどうでもいい。

そんなすごい秘密でもないし、逆にがっかりくらい。
でも回り取り巻く人物の描き方やそれぞれのエピソードが
鬼のように面白い。

なので、横山先生の作品の中ではこれは中の下。
これ以上がごろごろしているので、ここで実験で読んでみて
是非他の作品を。


内容(「BOOK」データベースより)
「妻を殺しました」。現職警察官・梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。動機も経過も素直に明かす梶だが、殺害から自首までの二日間の行動だけは頑として語ろうとしない。梶が完全に“落ち”ないのはなぜなのか、その胸に秘めている想いとは―。日本中が震えた、ベストセラー作家の代表作。

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