2011年12月30日金曜日

刑事のまなざし 薬丸 岳

読み応え十二分。
特に最後に向かって連作のような流れで続いていくけど、それぞれの話しにも
深みがあり、長編にできるよう味わいがある。
でも気のせいか、最後の話がちと主人公への心変わりというか、書き方なのか、、
正直よくわからないけど、ちょっと心が離れた。

なぜだろう、、。でも話しは面白いし、すっきりもする。


内容(「BOOK」データベースより)
『オムライス』…内縁の夫が焼け死んだ台所の流しの「オムライスの皿」、『黒い履歴』…クレーンゲームのぬいぐるみ「ももちゃん」、『ハートレス』…ホームレスに夏目が振舞った手料理「ひっつみ」、『傷痕』…自傷行為を重ねる女子高生が遭っていた「痴漢被害」、『プライド』…ボクシングジムでの「スパーリング」真剣勝負、『休日』…尾行した中学生がコンビニ前でかけた「公衆電話」、『刑事のまなざし』…夏目の愛娘を十年前に襲った「通り魔事件」、過去と闘う男だから見抜ける真実がある。薬丸岳だからこそ書けるミステリーがある。

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