2012年3月19日月曜日

人生教習所  垣根 涼介

この作品は自分で予約して借りたもの。
そのせいか最初から最後まで面白く、ぐいぐい系で読めました。

テーマというか、切り口がよくある再生ものとは一味違っていて、正解はないかも
だけど、誰にだってやり直せる機会がある、ということをしみじみ感じる作品。
小笠原という環境もあって、いろんなシーンで読み応えがある。

最後の持って生き方はエンタメらしくないけど、これが現実なんだろう。

内容(「BOOK」データベースより)

ひきこもりの休学中東大生、南米へ逃亡していた元ヤクザ、何をやってもダメな女性フリーライターなど―人生に落ちこぼれた人間たちが目にした「人間再生セミナー 小笠原塾」の募集広告。錚々たる団体・企業が後援し、最終合格者には100%就職斡旋。一体、主催者の目的は何なのか?遙かなる小笠原諸島で、彼らを待ち受けていたのは、自分たちが知らなかった日本と世界、そして美しい自然。今、彼らの中の「なにか」が変わりはじめた…。清々しい読後感へと誘う物語。





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