2012年5月28日月曜日

奪取 真保 裕一

偽札をテーマにしたすごく長く、深いはなし。

ここまでエンタメで深みがあってきちんとドキドキして
最後の最後でまたある、みたいな話は久しぶり。

恋愛あり、友情あり、サスペンスあり、経済ありと
本当に盛りだくさん。
それでいてみんな旨くからまっている。

映画だなあ、これは。


出版社/著者からの内容紹介
第10回山本周五郎賞、第50回日本推理作家協会賞長編部門受賞。
偽札造り──それは究極のだましのゲーム。
「そのお札を使ったところで、誰が被害者になるわけでもないんだ。おれの手を放れた紙幣は、また次の誰かの手へと伝わっていく。誰も気づかず、どこにも被害者はいない。札を造り上げた者だけが勝利者となる。
……おれは決めたぞ、雅人。この先何年かかるか分からない。けど、必ずこのゲームに勝利してやる!」


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