2012年6月30日土曜日

沈黙の檻 堂場 瞬一


オチは薄々分かりつつもどうしても最後まで読んでしまう。
この手の筆力の高さはさすが。

人間模様と推理小説がうまい具合にかさなっているので、ある意味
このオチがなくても最後まで読み進められる。
ただ、分かってはいたけど最後の手前まで重厚で読み応えがある文
オチがありきたりでちょっと残念。


内容(「BOOK」データベースより)
迷宮入りした17年前の殺人事件の犯人だと名指しされた運送会社社長・末松。なぜか犯行を否定せず、マスコミに「ノーコメント」と繰り返すのみ。その末松の命が狙われた。警護を命じられた所轄署の刑事・氷室は、彼の人間的魅力に惹かれ始める。一方、かつての事件で実父を殺された青年タケは、親父と慕う末松の無実を信じていた。そして新たな殺人が…。哀切なる警察小説、堂場瞬一の新境地。書き下ろし長篇ミステリー。


0 件のコメント: