2012年7月2日月曜日

任侠病院 今野 敏

このシリーズもの。前にも読んだ気もするし、初めてのような気もするし、。
いずれにせよ面白いことは確か。

ひねり具合や人間模様もさることながら、テーマがやっぱり秀逸。
薄々感はありつつもこのテーマはまったく知らない世界ながらも興味深いので
その側面だけでも面白い。

おもったほど深い人情ネタと病院ネタではなかったのがたまに傷。


内容紹介
日村誠司が代貸を務める阿岐本組は、東京下町で長年ちっぽけな所帯を持っている。
堅気に迷惑をかけない正統派ヤクザであったが、地元新住民の間から暴力団追放運動が起こってきた。
そんなおり、組長の阿岐本雄蔵が、潰れかけた病院の監事となって再建を引き受けることになった。
暗い雰囲気の院内、出入り業者のバックには関西大物組織の影もある。
再建先と地元、難題を二つ抱え込んだ阿岐本組。
病院の理事もさせられた日村は、組の最大の危機を乗り切れるのか――。


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