2015年6月2日火曜日

政と源 三浦 しをん

三浦先生らしい作品。
下町で人情で、大人と半大人と子供がうまく関係性をもって
何かを解決していく。
そして、すべての登場人物が何かしらの闇というか
隠し事や悩みを抱えて、それが最後のほうに解決
していく。

単純にそれだけの話なんだけど、ここのテーマや内容がちょい泣き
あり、ちょい笑いあり、ちょい感動ありの盛りだくさんで
腹八文目のいい作品に仕上がっている。


内容(「BOOK」データベースより)
東京都墨田区Y町。つまみ簪職人・源二郎の弟子である徹平(元ヤン)の様子がおかしい。どうやら、昔の不良仲間に強請られたためらしい。それを知った源二郎は、幼なじみの国政とともにひと肌脱ぐことにするが―。弟子の徹平と賑やかに暮らす源。妻子と別居しひとり寂しく暮らす国政。ソリが合わないはずなのに、なぜか良いコンビ。そんなふたりが巻き起こす、ハチャメチャで痛快だけど、どこか心温まる人情譚!



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