2008年5月24日土曜日

総会屋勇次  江上 剛

これまた短編のうすうす系。

一人の総会屋を軸に、いろんな事件に巻き込まれる。

ただ、巻き込まれ方が中途半端で、ひとつのジャストアイディアを
無理やり原稿用紙100枚くらいにして、短編にした感じ。

江上ファンなら読めるけど、なーーんも経済やビジネスに興味
がない人はまったく意味がない。
エンタメ要素を入れているけど、エンタメになっていないので注意。

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内容(「BOOK」データベースより)
刑務所から二年ぶりに娑婆に戻った総会屋の木下勇次。だが、彼を待っていたのは、最愛の娘が自殺したという事実だった。娘の死の理由を調べる勇次は、その背後に投資ファンド経営者として暗躍する男の影を見て…。下請けの口を封じ違法建築に走る大手デベロッパー、行員の労災さえ認めない銀行トップなど、醜い企業論理と経済界のアウトローの闘いを五篇収録。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
江上 剛
1954(昭和29)年、兵庫県生れ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)に入行。梅田、芝の支店を経て、本部の企画、人事部門に勤務。’97(平成9)年の第一勧銀総会屋事件では、広報部次長として混乱収拾に尽力した。2002年に、築地支店長を務める傍ら『非情銀行』を発表して作家デビュー。’03年3月、第2作『起死回生』の刊行と同時に、みずほ銀行を退行して、以後、執筆に専念している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


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