2008年5月26日月曜日

最後の記憶  綾辻 行人

綾辻作品の王道かと思いきや、個人的にはちょっと変化球のホラー。
少なくとも本格推理ではない。まったく。

オチも「え~」って感じだし、展開も「この先どうなるのかなああ」
と思いきや、なんとなく解決していくし、、。

他の作品のほうが絶対いい、と期待はずれ感はありました。
まあ、綾辻先生のほかの作品のレベルが高いので、そのあたりは
かわいそうな評価かも。


内容(「BOOK」データベースより)
若年性の痴呆症を患い、ほとんどすべての記憶を失いつつある母・千鶴。彼女に残されたのは、幼い頃に経験したという「凄まじい恐怖」の記憶だけだった。バッタの飛ぶ音、突然の白い閃光、血飛沫と悲鳴、惨殺された大勢の子供たち…死に瀕した母を今もなお苦しめる「最後の記憶」の正体とは何なのか?本格ホラーの恐怖と本格ミステリの驚き―両者の妙なる融合を果たした、綾辻行人・七年ぶりの長編小説。

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