2008年11月26日水曜日

今日を忘れた明日の僕へ ~ 黒田 研二

井上夢人系の重ね重ね系のミステリー。

記憶をなくした主人公が自分の過去を調べていくうちに
殺人事件の1シーンがところどころよみがえりして。。。

設定は良くある系だけど、展開といい複線といいよくできている。
イッキミで楽しめる。
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内容(「BOOK」データベースより)
あの嵐の夜、僕は事故にあったらしい。それ以来記憶を蓄積できないからだになってしまった。僕は失われてゆく記憶を少しでも補うために、退院以来、かかさず日記をつけてきたのだ、と妻は説明してくれた。さらに事故に遭ってから半年のあいだに、いちばんの親友が失踪したのだとも。しかし親友が実は殺されていたことを知る。その一瞬、血まみれで死んでいる親友の姿がフラッシュ・バックしてきた。「どうして僕は見ているんだ?」…僕の事故と同じ日に死んだ妻の友人、親友の失踪直前に「自殺」した女子高生、さまざまな謎に取り巻かれていく僕。もしかしたら、「僕が殺してしまったのか?」メフィスト賞受賞の新鋭による騙りの新境地。



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