2009年2月18日水曜日

犯罪小説家 ~ 雫井 脩介

これも書店で平積みされてる系の小説。
あたしは何のきっかけで読んだのか覚えていないけど
雫井先生の作品は外れが少ない、あらためて実感した。

小説家と脚本家の考え方の違い、ネタをこねくり回していく
過程の違い、タイプの違いなど、出版系に興味がある人には
入りやすい。

またミステリーとしての要素も上出来なので、たまには
本格をじっくり読みたい人に是非
↓↓↓


内容(「BOOK」データベースより)
新進作家、待居涼司の出世作『凍て鶴』に映画化の話が持ち上がった。監督に抜擢された人気脚本家の小野川充は『凍て鶴』に並々ならぬ興味を示し、この作品のヒロインには、かつて伝説的な自殺系サイト〔落花の会〕を運営していた木ノ瀬蓮美の影響が見られると、奇抜な持論を展開する。待居の戸惑いをよそに、さらに彼は、そのサイトに残された謎の解明が映画化のために必要だと言い、待居を自分のペースに引き込もうとしていく。そんな小野川に、待居は不気味さを感じ始め―。全篇に充ちた不穏な空気。好奇心と恐怖が交錯する傑作心理サスペンス。


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