2009年11月4日水曜日

終末のパラドックス 桂木 希

桂木先生お得意の国際サスペンス。

こってり情報や展開や人物描写が詰まっていてあきさせない展開。
たまにくどすぎて読み飛ばしたくなる瞬間もあるけど、次々と
気になる流れ。



内容(「BOOK」データベースより)
渋谷で爆破予告が入る。爆発すれば、ウイルスの飛散で被害者は数百万人に上るという危機は寸前で食い止められ、高名な老科学者・北村正平が容疑者として逮捕された。北村は世界平和実現を各国首脳に要求し、それが呑まれなければ、世界30カ国に仕掛けた同種の爆弾を7日後に一斉に爆発させるというのだ。そうなれば、地球は修復不能な大ダメージを受け、まさに人類存亡の危機となる。世界平和実現のために人類全てを人質に取るという、およそ尋常ではない矛盾したやり口…捜査陣は北村の真の動機を探るべく奔走する。そして、爆弾解除の鍵を握るのは、彼のたった一人の孫娘・愛子だと判明するが、母を亡くしたばかりの13歳の少女は忽然と姿を消していた。アラブが、そしてアメリカが日本が、世界中がただ一人の日本人少女の行方を追う。彼女は本当に世界を救う鍵なのか!?―そして時計の針は刻々と、世界を破滅させる日時へと進んでいく…。


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