2010年12月21日火曜日

誘拐児 翔田 寛

久しぶりの本格推理。
読み応え的には問題ないのだけど、巻末の書評にあったように
ちと細部が弱い。

筆力と展開でグイグイ持っていくので最後まで
読み進めてしまうのだけど、この前に読んだ小説と比べて
しまい、少々物足りない感があるのも事実。

次回作期待です。

内容(「BOOK」データベースより)
終戦翌年の誘拐事件。身代金受け渡し場所、闇市。犯人確保に失敗。そして十五年後、事件がふたたび動き出す―。人間の非情と情愛を見つめる魂の物語。第54回江戸川乱歩賞受賞作。


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