2010年12月1日水曜日

るり姉 椰月 美智子

まったく期待しないで読んでみたらこれがまた面白く一気読みだった。
一人の女性を取り巻く人たちの連作なんだけど、よくある感じではなくて
それぞれのキャラが立っていて、別の話ではまったく違う印象だったのに
その人の話になるとものすごい深みとストーリーが展開される。

この手の家族小説ではいい感じの作品


内容紹介
三姉妹が慕う、母親の妹のるり姉は天真爛漫で感激屋。周りの人々を楽しい気分にさせてくれる天才だ。だが、そんなるり姉が入院した。季節を遡り、三姉妹や母親、るり姉の夫の視点から、元気だったるり姉との愛おしい日々が語られる。日常にある幸せが一番大切だと気づかせてくれる連作家族小説。


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