2010年12月20日月曜日

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb 道尾 秀介

いや~、相変わらずすごい。
ものすごい。
この人本当に第一線ですね。

内容的にははらはらドキドキで進んでいるだけど、ある一つのオチに
向かって水面下でゆっくり動いている。
それがドカンとはじけたときに、この作者のすごさを実感することになる。

奥深いよく練りこまれた小説が読みたい人には是非。


内容(「BOOK」データベースより)
“詐欺”を生業としている、したたかな中年二人組。ある日突然、彼らの生活に一人の少女が舞い込んだ。戸惑う二人。やがて同居人はさらに増え、「他人同士」の奇妙な共同生活が始まった。失くしてしまったものを取り戻すため、そして自らの過去と訣別するため、彼らが企てた大計画とは。


0 件のコメント: