2012年7月17日火曜日

密姫村 乾 ルカ

いやあ、、これは怖い。
ひさしぶりにホラーを読んだので入り込んでしまいました。
最初のプロローグの箇所の意味がまったく分からないで途中で
そのことすら忘れてしまうのですが、最後の最後でつながり
そしてエピローグで繋がる見事な構成になっています。

決して人をどうこうするグロイものではないのですが、一部そのような表現や
シーンも出てきます。
そこは重要じゃないので、読み飛ばせば誰でも怖さがじっくり味わえる
いい作品だと思います。




内容紹介
変種のアリを追って、東北の山村に迷い込んだ、東京の大学の講師で昆虫学者の山上一郎は、瀧埜上村の仮巣地区の人々に助けられ、命をとりとめた。翌年、山上は医師でもある妻の和子を説得し、一年間のフィールドワークのために、再び仮巣地区を訪れた。この村には医師がいなかったため、和子にとってもそれはやりがいのある仕事に思えたのだった。優しくて、親切な村の人々。だが、何日かその村で生活していくうちに、和子は違和感を覚える。―みんな健康的過ぎる…医師もいないのに…。



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