2012年7月19日木曜日

ジバク 山田 宗樹

いやあ、最後までジェットコースター的な面白小説でした。
最高峰を上り詰める直前でどんどん境遇が変わっていく様は
自分もそうなったらどうしようかと置き換えて読み進めてしまいました。

一歩間違えば誰でもこの手の転がりはあるんだろうなあ、と思うと
それだけでも読む価値がある作品です。


内容(「BOOK」データベースより)
外資系投資会社のファンドマネージャーである麻生貴志は、年収2千万を稼ぎ、美しい妻・志緒理と1億4千万のマンションを購入する予定を立てていた。自らを“人生の勝ち組”と自任する貴志は、郷里で行われた同窓会でかつて憧れた女性ミチルに再会する。ミチルに振られた苦い過去を持つ貴志は、「現在の自分の力を誇示したい」という思いだけから、彼女にインサイダー行為を持ちかける。大金を手にしたミチルを見て、鋭い快感に似た征服感を味わう貴志。だがそれが、地獄への第一歩だった…。


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