2012年11月5日月曜日

水の中の犬 木内 一裕

これ、予想以上に面白かった。
人物背景や登場人物の面白さ、そして筆力や文体リズム。
どれをとっても一級品だった。

短編だけどどれも長編に出来るぐらい骨太で、街や人の生き様が
浮かびあがっている作品ばかり。

読みごたえは十二分です。


内容(「BOOK」データベースより)
探偵の元にやってきた一人の女性の望みは恋人の弟が「死ぬこと」。誰かが死ななければ解決しない問題は確かにある。だがそれは願えば叶うものではなかった。追いつめられた女性を救うため、解決しようのない依頼を引き受けた探偵を襲う連鎖する悪意と暴力。それらはやがて自身の封印された記憶を解き放つ。


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