2009年3月21日土曜日

影絵の騎士 ~ 大沢 在昌

ちょっと近未来の話なんだけど、特に違和感なく、大沢先生の世界を楽しむことができる。
ただ、途中途中でややこしくなったり、もともとの目的がどんどん薄れてただ単に
暴れたりするハードボイルド的な展開になるのがちとつらい。

謎解きやミステリー的な期待はまったくせず、単に新宿鮫の近未来版を
見ると思って読んだほうがいい。
それなら満点の作品。
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内容(「BOOK」データベースより)
「B・D・T」と呼ばれるスラム化に、東京はむしばまれていた。新東京として何とか再生を果たすが、「ネットワーク」という強大なテレビ機構が、あらゆる産業を牛耳るまでに発展を遂げていた。番組を通じての連続予告殺人が横行。世間の関心を独り占めする。事件の背後に浮かび上がる、謎のグループ「フィックス」、そして日本版ハリウッドともいうべき「ムービー・アイランド」。探偵はひとり、人工島に乗り込む。

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