2010年7月5日月曜日

ゴールデンスランバー 伊坂 幸太郎

やっと読めました。
噂通り、すごかったです。ものすごいテーマと展開と筆力だけでグイグイ持っていく
伊坂作品の王道。

初期の作品に近く、集大成というか、本気を出したというか。映画になるだろうな
と思いつつも小説だからやれたことだと思う。

内容(「BOOK」データベースより)
仙台で金田首相の凱旋パレードが行われている、ちょうどその時、青柳雅春は、旧友の森田森吾に、何年かぶりで呼び出されていた。昔話をしたいわけでもないようで、森田の様子はどこかおかしい。訝る青柳に、森田は「おまえは、陥れられている。今も、その最中だ」「金田はパレード中に暗殺される」「逃げろ!オズワルドにされるぞ」と、鬼気迫る調子で訴えた。と、遠くで爆音がし、折しも現れた警官は、青柳に向かって拳銃を構えた―。精緻極まる伏線、忘れがたい会話、構築度の高い物語世界―、伊坂幸太郎のエッセンスを濃密にちりばめた、現時点での集大成。



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