2010年10月20日水曜日

鳥かごの詩 北 重人

けっこうドスン系。
青春の話ってわけじゃなく、昭和の青年苦労話って感じ。
それはそれで奥深いものがあり、時代を感じるいい話でもある。

ただ、、、若い人には向かないんだろうなあ。

内容紹介
生きることも、働くことも、こんなにまっすぐだった。

昭和41年の東京下町。山形・酒田から出てきた受験浪人生の康夫は、生活の糧を得るために
住み込みの新聞販売店に勤めることになる。〈個室あり〉のふれ込みに惹かれてやってきたものの、蓋を開けてみれば
そこは段ボールで仕切られただけの大部屋暮らしだった。同居する配達員も人生に挫折したような風変わりな連中ばかりで、
おまけに配達先も元ヤクザの爺さんやひと癖もふた癖もある住人ばかり。慣れない東京や仕事に悪戦苦闘する康夫は、
やがて恋に悩み、のっぴきならない事件に巻き込まれていく。
あの頃の風景、下町の人情、そして団塊の青春を描いた著者初の現代小説。

0 件のコメント: