2010年11月11日木曜日

私の男 桜庭 一樹

正直、テーマ性からものすごく避けていましたが、あまりにもレビューが大絶賛
なのでこわごわ読んでみました。

テーマ性はさておき、さすが。
大絶賛だけはあります。
この人、本当にすごいね。

それぞれ連作系でありながら、未来から過去に振り返っていくんだけど。
それに違和感も戸惑いもなく、すーと読んでいける。
そしてそれぞれぎっちり作りこんでいる。

さすが。
若手NO1だ。

内容(「BOOK」データベースより)
優雅だが、どこかうらぶれた男、一見、おとなしそうな若い女、アパートの押入れから漂う、罪の異臭。家族の愛とはなにか、超えてはならない、人と獣の境はどこにあるのか?この世の裂け目に堕ちた父娘の過去に遡る―。黒い冬の海と親子の禁忌を圧倒的な筆力で描ききった著者の真骨頂。


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