2010年11月15日月曜日

産まない女 栗原 美和子

作者の考えや悩みや葛藤が透けて見える作品(偏見か?)
重いテーマでもあるし、女性には考えさせられるような人たちが
出てくるけど、男性のあたしには、サクサク読み進めることができた。

リズムはよくできていて、テーマの割には読み止まることはない。
いろんな人にトレースして読むとさらに感動があったのかも。

40代の女性は是非。

内容(「BOOK」データベースより)
愛子/キャリア公務員、41歳。過去3度の中絶を経て、4度目の妊娠を前に戸惑う。貴恵/代議士の妻、34歳。10年近く不妊治療を続けている。慶子/バツイチ、45歳。前夫との子が18歳で妊娠。自分は再婚相手の子を妊娠中。もう、身ごもらないと思っていた。でも、身ごもってしまった。こんどこそ“私自身”を求めてくれる、真の相手の子どもを…。人生の選択肢が増えた21世紀、新たな問題に女性は苦悩し、苦闘する。現代社会に一石を投じる衝撃の問題作。


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