2011年2月5日土曜日

スカウト・デイズ 本城 雅人

短編的に展開していくスカウトの話。
ちゃんと一本筋が通って、その裏側やドキドキもあるんだけど
それとは別に個々の話でちゃんといい流れやオチがある小噺が
紛れ込んでいる。

スカウトの裏話やテクニックなど情報誌的な要素もあり
多少野球をやっていた小説好きならたまらない一冊だろう。

ちなみに私は野球経験がまったくなく、野球も見ません。。

内容紹介
スカウトの仕事は、チームにいい選手を入れることだと思っちゃいねえか? シーズン途中の戦力外通告――。ギャラクシーの遊撃手・久米純哉(くめじゅんや)は、球団スカウトに転属となった。そこには、プロ入り拒否表明の選手を翻意させたり、無名の選手を1位指名したり(その選手はその後活躍)と、その手腕が「堂神マジック」と言われる堂神恭介(どうがみきょうすけ)がいた。久米は、グレーゾーンぎりぎりの堂神のやり方に、戸惑うばかり。一方、かつて堂神に煮え湯を飲まされた新聞記者・島岡達之(しまおかたつゆき)は、堂神マジックのトリックを暴くべく堂神に張りつく。 二人は、やがて球界に伝わる情報網「Dライン」の存在に行き着くが……。 第1回サムライジャパン野球文学賞大賞を受賞した、大注目の新星が描く「男たちのかけひき」のドラマ。



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