2013年7月23日火曜日

所轄魂 笹本稜平


なんか、素直に読める刑事物。
てっきり親子の角質やチーム内での不協和音があるのかと
思ったら、最初の敵は最後まで敵だし、仲間はそのまま
仲間で、一致団結して内外の敵と戦う。

ちょっと殺人事件の絡みが弱い気がするのと、そこは
推理小説的な深みが欲しかったけど、それがなくても
読み応えはある程度あり。

出版社からのコメント
公園の木立で発見された絞殺死体は、裸足の女性――。捜査本部に着任した警視庁捜査一課のキャリア管理官は、我が息子だった。同時にチョウバ壊しで知られる捜査十三係の鬼係長・山岡も派遣されてきた。26歳警視の俊史と犯人を追うことになった城東署の強行犯係長・葛木の、所轄刑事の意地を懸けた苦闘の日々が始まった……。揺れる捜査方針に、本庁と所轄の面子が火花を散らしてぶつかり合う!



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