2008年12月16日火曜日

獄窓記 ~ 山本 譲司

政治家の本を読むのは久しぶりだけど、これはまったく異色の作品。
そして、相変わらずマスコミのいい加減さと怖さがじわりと伝わってくる。

ノンフィクションなので、政治やマスコミ系が好きな人には本当にお勧め。
後半からは獄中のネタになるので、そこはまたリアリティがあって面白い。

いろんな山ごとに楽しめて、とても素人とは思えない筆力。
骨太で面白いノンフィクションを求めている人には是非。


内容(「BOOK」データベースより)
そこは「塀の中の掃き溜め」と言われるところだった。汚物にまみれながら、獄窓から望む勇壮なる那須連山に、幾重にも思いを馳せる。事件への悔悟、残してきた家族への思慕、恩人への弔意、人生への懊悩。そして至ったある決意とは。国会で見えなかったこと。刑務所で見えたこと。秘書給与事件で実刑判決を受けた元衆議院議員が陥った永田町の甘い罠と獄中の真実を描く

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