2009年10月2日金曜日

夢を与える 綿矢 りさ

初めて読みました、話題の作者の作品を。

正直、この年代でこの筆力はすごいと思う。まったく飽きさせないというか
リズムよく次々をページが進んでいった。
また、改行や文字スペースがあまりなく、びっちりつまったボリュームいっぱい
のページ構成にも関わらず、読みにくさもなかった。

ただ、、、内容が淡々としていて、わくわくしたり、ドキドキしたりという
読み応えというものが薄い。
文学はそういうものかもしれないけど、分かる人だけ分かればいいという
起承転結なので、読後感はあまりよくない。

買わなくてもいい、そんな作品。

内容(「BOOK」データベースより)
私は他の女の子たちよりも早く老けるだろう。チャイルドモデルから芸能界へ―幼い頃からTVの中で生きてきた美しくすこやかな少女・夕子。ある出来事をきっかけに、彼女はブレイクするが…少女の心とからだに流れる18年の時間を描く。芥川賞受賞第一作。

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