2009年10月13日火曜日

とんび 重松 清

久しぶりに泣き泣きの作品。
長編ながらも連作の形をとっていて、じょじょに息子が成長していく
過程がいい。

ヤスさんというお父さんの視点で物語が進んでいき、お父さんなら誰しも
共感できるエピソードや思いなどがちりばめられている。

子育てに悩んでいる人、子育てが終わった人など是非

内容(「BOOK」データベースより)
つらいときは、ここに帰ってくればいい。昭和37年、ヤスさん28歳の秋、長男アキラが生まれた。愛妻・美佐子さんと、我が子の成長を見守る日々は、幼い頃に親と離別したヤスさんにとって、ようやく手に入れた「家族」のぬくもりだった。しかし、その幸福は、突然の悲劇によって打ち砕かれてしまう―。我が子の幸せだけを願いながら悪戦苦闘する父親の、喜びと哀しみを丹念に描き上げた、重松清渾身の長編小説。

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