2009年10月18日日曜日

ボックス! 百田 尚樹

評判の本、やっと読めました。

他のレビューにもあるけど、北野作品とほぼ同様でありながら
登場人物の掘り下げや心理描写のウマさでこちらのほうがより
読みやすく入りやすい構成になっている。

けっこうなボリュームながら、あっという間に読めてしまうのも
そのあたりと関係していそう。
また、うまくなる理由も至極当たり前のところで貫かれていて
好感が持てる。

最後のあたりで、やっぱりこうこなくては、という流れだったのが
よかった。
最後の最後まで読み応え、ありです。



内容(「BOOK」データベースより)
高校ボクシング部を舞台に、天才的ボクシングセンスの鏑矢、進学コースの秀才・木樽という二人の少年を軸に交錯する友情、闘い、挫折、そして栄光。二人を見守る英語教師・耀子、立ちはだかるライバルたち…様々な経験を経て二人が掴み取ったものは!?『永遠の0』で全国の読者を感涙の渦に巻き込んだ百田尚樹が移ろいやすい少年たちの心の成長を感動的に描き出す傑作青春小説。

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