2009年10月26日月曜日

おやすみ、こわい夢を見ないように 角田 光代

賞をとる作家の話だろうなあ、という短編。
つまり、自己表現で淡々と進むような話が多く、作家自身のリズムや
展開だけでひっぱて要るような気がして、深みや楽しみが少ない。。・。

まあ、その手の話が好きな人には喜ばれ、いろんな展開や深みを
求める人には向かない。そんな本。

内容(「BOOK」データベースより)
「あたしこれから殺人計画をたてる」。我慢をかさね、やっと受かった高校で待っていたのは、元カレ剛太の「抹殺」宣言と執拗な嫌がらせ。すべての友に去られた沙織は、不登校の弟をコーチに復讐の肉体改造を決意するが…。理不尽に壊された心のゆくえを鮮烈に描く表題作をはじめ、ひそかに芽ばえ、打ち消すほどに深く根を張る薄暗い感情のなかに、私たちの「いま」を刻む7つの風景。


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