2010年3月18日木曜日

シアター!  有川 浩

久しぶりの有川先生の世界とリズムにどっぷり浸りました。

一気読みでさらに読後は悔しいというか、すごいというか。
今年一番といっていい作品です。

普段知ることのない劇団を収支やマーケの視点から描きつつ
よくある劇団の悩みや成長、そして兄弟愛や家族愛にさり気なく触れる。
よくここまで盛りだくさんでずっぽりネタがかけるものだ。

絶対読んで損はない。
と思う。。


内容(「BOOK」データベースより)
小劇団「シアターフラッグ」―ファンも多いが、解散の危機が迫っていた…そう、お金がないのだ!!その負債額なんと300万円!悩んだ主宰の春川巧は兄の司に泣きつく。司は巧にお金を貸す代わりに「2年間で劇団の収益からこの300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」と厳しい条件を出した。新星プロ声優・羽田千歳が加わり一癖も二癖もある劇団員は十名に。そして鉄血宰相・春川司も迎え入れ、新たな「シアターフラッグ」は旗揚げされるのだが…。

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