2010年3月5日金曜日

銃とチョコレート   乙一

これ、実はちまたの評判が良かったので借りてみました。
でも、読んで2分くらいで後悔。

我慢して読み進めると、10分後にはまる。
そして最後まで一気読みになる。

最初の書き方や流し方がおとぎ話ちっくで、小学校低学年向きの
表現や展開なので、ちょっと嫌になるけど、それがなれれば
いつもの乙一ワールドが随所に現れる。

話がちょっと強引なところもあるけど、夏休みの家族向けハリウッド映画
を見ているようで、これはこれで楽しい。

内容はハリウッド以上、必ず最後まで見てください。
最初のフリがちゃんと最後に生きています。

内容(「BOOK」データベースより)
少年リンツの住む国で富豪の家から金貨や宝石が盗まれる事件が多発。現場に残されているカードに書かれていた“GODIVA”の文字は泥棒の名前として国民に定着した。その怪盗ゴディバに挑戦する探偵ロイズは子どもたちのヒーローだ。ある日リンツは、父の形見の聖書の中から古びた手書きの地図を見つける。その後、新聞記者見習いマルコリーニから、「“GODIVA”カードの裏には風車小屋の絵がえがかれている。」という極秘情報を教えてもらったリンツは、自分が持っている地図が怪盗ゴディバ事件の鍵をにぎるものだと確信する。地図の裏にも風車小屋が描かれていたのだ。リンツは「怪盗の情報に懸賞金!」を出すという探偵ロイズに知らせるべく手紙を出したが…。

0 件のコメント: