2010年5月23日日曜日

希望ヶ丘の人びと 重松 清

まあー相変わらず重松先生はすごい。
短編だけど同じ舞台の連作。

全てが感動させますよ、的な作品。
さすがに全部で泣いたわけじゃあないけど、読み応えといい
感動ポイントといい、他の作品を引き離している。

一昔前のメガトン級の作品と比べると70点くらいだけど
あくまでも重松作品内での点数であり、一般的には
85点くらいあげてもいいかも。

最後まで飽きずに読めます。


内容紹介
亡き妻のふるさとに住む父子を描く感動長編

亡き妻の“ふるさと”――そこには、彼女と仲の良かった友だちがいて、
彼女のことを好きだった男がいて彼女が初めて恋をした人がいた……。
70年代初めに開発されたニュータウンに引っ越してきた父と子の、かけがえのない日常を描く感動長編。
主人公の私〈田島〉は、この春から小学五年生になる亮太と中学三年生になる美嘉とともに
「希望ヶ丘」にやってきた。ここは、2年前にガンで亡くなった妻・圭子の“ふるさと”であり、
今度の引っ越しは、脱サラして進学塾の教室長への転職を決めた私自身の再出発でもあった……。
いじめ、学級崩壊、モンスター・ペアレント、家族の死――あなたはいま、子どもたちにどんな「希望」を語れますか?

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